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注射、浣腸、聴診器、お尻ペン。

第31章 黒木先生の特別治療Ⅰ

「うん。いい感じになったよ。素晴らしい出来映え。」








バリカンの音が聞こえなくなると手鏡を渡してくれた。







もともと剛毛ではなかったので、バリカンの前も後もそんなに違いはなく、むしろさっぱり。








安心した。







「それじゃあバイブ治療の説明をするね。」








先生は、"滅菌済み"と赤字で記された箱の中から
ピンク色のバイブを取り出した。







ーーー大きい。







「これが山口さんの腟内に挿入するバイブね。顔を背けずにちゃんと見て。」







ーー桜庭先生のよりワンサイズ大きい。






「四つん這いになってもらって後背位で挿入しようと思うんだ。」








ーーーバックで?






「挿入したらそのまま仰向けで寝ちゃっていいから」







ーー 寝バックってやつ?







「腟の拡張のために1時間おきにバイブが動く
からね。キモチよくなったらイっていいよ。」








『え?』








「恥ずかしい治療を頑張るんだから、バイブでキモチよくなるくらい構わない。」







『はあ。』







「バイブの動きが激しくて
しんどいかもしれないけど。」








『1時間おきに病室に来てくれるんですか?』







「忙しくてそうもいかないからリモコンで遠隔操作する。」








ーーーえんかくそうさ?











「気分が優れないときはナースコールしてくれたらすぐに来るから。大丈夫。」





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