注射、浣腸、聴診器、お尻ペン。
第40章 けんか
*夜の回診
トントン
「夜の回診です。体調どう?副作用出てない?」
『副作用らしき事はないみたい。』
「点滴がちょうど終わるね。ステロイド投与はこれで全部終わりだよ。最後までよく頑張ったね。」
『終わりなんだ。うれしい』
「採血してステロイド投与の効果を見ておこうね。」
『良くなってるといいなぁ。』
「どうかなぁ。これは良くなるためのものじゃなくて、これ以上悪くならないためのものだからねぇ。」
『なんか嫌な感じ。』
「そうでもないよ。悪くなってなければ透析室の予約を入れられるから。」
『先生、うれしそう。』
「だって、ようやくここまで辿り着けたんだもん。透析始めたら体調良くなるからね。(笑)」
トントン
「夜の回診です。体調どう?副作用出てない?」
『副作用らしき事はないみたい。』
「点滴がちょうど終わるね。ステロイド投与はこれで全部終わりだよ。最後までよく頑張ったね。」
『終わりなんだ。うれしい』
「採血してステロイド投与の効果を見ておこうね。」
『良くなってるといいなぁ。』
「どうかなぁ。これは良くなるためのものじゃなくて、これ以上悪くならないためのものだからねぇ。」
『なんか嫌な感じ。』
「そうでもないよ。悪くなってなければ透析室の予約を入れられるから。」
『先生、うれしそう。』
「だって、ようやくここまで辿り着けたんだもん。透析始めたら体調良くなるからね。(笑)」