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『二人とも喧嘩はやめて！頭がガンガンするから、あっちへ行って下さい。』









「ごめん。美優ちゃん。」葵先生と莉奈さんが
同じタイミング謝った。








「葵、頭が痛いんだって。何とかしてあげて。」







「莉奈、もう一度生理食塩水の補液するから準備急いで。」








「はい。」







莉奈さんは、返事をするとすぐに
生理食塩水を取りに向かった。







「頭が痛いから透析やめたい。」








「まだまだ1時間以上残ってるじゃん。」









『透析がこんなに辛いなんて騙された。自分で針、抜いちゃうもんっ。』







「美優ちゃん、"透析やりたくない"
なんていう"わがまま"は今日だけだからね。
次回もそんなだったら、"お尻ペン"するよ。」










『おしりぺん？』







「嘘だと思うなら莉奈に聞いてみな。」









『何で莉奈さんが知ってるんですか？』









「莉奈も仕事でミスすると僕にお仕置きされるから。莉奈のお尻は、一年中真っ赤なんだよ。」









「葵、私のお尻がどうしたって?!」







「いや…、別になんでも。」







「生理食塩水取ってきたから、無駄口たたいてないで早く美優ちゃんが楽になるようにしてあげて。」








「わかったよ。すぐにやりますよ。」