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注射、浣腸、聴診器、お尻ペン。

第44章 2度目の透析★

葵先生は、ベッドの横の椅子に腰かけて
「お膝の上においで」と、お仕置きの
決まり文句を告げた。






私が大人しく膝の上に腹這いになると
ズボンと下着を一気に膝まで下ろされた。






黄色いカーテンがしまっていて
誰にも見られてないけど
恥ずかしくて堪らない。







「お尻に手を持っていかないの。」









『だって恥ずかしいんだもん。』








「こんなふうにお尻丸出しにされて、大人の女性が恥ずかしいね。」








目の前の鬼が、脇坂先生の双子の兄だなんて
信じたくない。









「よし始めよう。これから穿針より何倍も何倍も痛いことするからね。」








『はぁ。』







「透析装置のスイッチ切るってことは、命に関わる危険なことなんだからね。絶対にしちゃいけないことをしたから叩かれるんだよ。いい?」








手首をスナップさせる音が聞こえた。
葵先生、はりきる必要ないってば。








「厳しくするよ。ちょっと泣いたくらいで手を止めたりしないから。」








『…』








「お返事は?」







『はい。』







「お仕置き、お願いしますでしょ?」








『え…、あ…、お願いしますです。でもやっぱりイヤッ許して。』







「お仕置きが終わったら許してあげるよ。」







『ごめんなさいって思ってる。反省してる。だから…』






「反省したら次は罰を受けてもらわなくちゃ。お尻で精算しないとね。」








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