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注射、浣腸、聴診器、お尻ペン。

第44章 2度目の透析★

バチンバチンバチン
バチンバチンバチン










「もう少し叩こうね。それで悪い子は今日で卒業しようね。」












痛いのはいやっ。
私、別に悪い子のままでいい。










バチンバチンバチン










「そろそろ100回越えるからペースあげていこうか。」











花火大会のクライマックスのように
お尻にバチンバチンと連打がきた。











『いたぁい。いたぁい。』











「当たり前だよ。痛くしてんだもん。」










『やだぁ。もう終わりにして。』









「これくらいのお尻ペンに耐えられなくてどうするの?そんなんじゃ透析も耐えられないよ。」











『それとこれとは…』









「いつも痛い、嫌だ、やりたくないって、逃げ癖が付いてるんだよ。」









『だったら、もう二度とそういうことは言わないって約束するから。』









「約束できるの?」







『できるっ。』








「お尻が痛いから、その場しのぎの出任せを言うんでしょ?」









『信じてくれてもいいのに。』









「最後までお仕置きに耐えられたら信じてあげるよ。」








『無理なんだけどぉ。』










「あと20回で終わらせるから、ちゃんと我慢して反省の態度を見せてみなよ。」









『わかったよ。私だってそれくらいできるんだから』










「逆ギレなの?ま、いっか。それじゃ仕上げね。」








バチンバチンバチン







平手打ちのはずなのに
一打一打で電流が走る。









バチンバチンバチン









一切、手加減なしのガチ。
いたぁいよぉーー。いたぁいよぉーー。









バチンバチンバチン











『もう20回終わったよ。葵先生、先生ってば』







「まだごめんなさいが言えてない。ごめんなさいが言えるまで追加ね。」








バチンバチンバチン






『ごめんなさいっ。…透析を真面目にやらなかったから先生に怒られたの。…ごめんなさい。もうしないから許して…おねがい。』







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