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注射、浣腸、聴診器、お尻ペン。

第45章 眠れる森の美優*(1)

透析後、病室に戻りベッドに横になって窓の外を見ていた。








午後から降りだした雪がひらひらと舞っている。東京の初雪だ。








途中で、うっちさんが検温にやってきたので








『外、綺麗だね。窓開けていい?』と、お願いして窓を10㎝だけ開けてもらった。







10㎝の隙間から手を伸ばすと、手のひらにも雪が積もった。






手のひらで、雪だるまできるかな。







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