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注射、浣腸、聴診器、お尻ペン。

第48章 葉桜

*夜の回診







「こんばんは。体調はどう?」








『熱が出ちゃって、さっき研修医の先生がレントゲン撮ってくれたの。』









「本当に?それで?」









『誤嚥性肺炎なんだって。お粥ゼリーが気管の方に入っちゃったらしいの。』









「ごめん。僕のミスだ。」








『大丈夫だよ。アイスノン借りて頭冷やしてるから。』








「まだお粥は早かったんだね。申し訳ない。」








『大丈夫だから大袈裟にしないで。』








「熱はどれくらいあったの?」







『38,5℃かな。』








「高熱じゃない。解熱剤使おう。」







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