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注射、浣腸、聴診器、お尻ペン。

第51章 最愛

脇坂先生が急に用事を思い出すって言うのは
唐突な気がした。きっと、この場にいるのが
気まずくて嫌なのだろう。






成井さんに車椅子を押してもらい
面談室の前まできた。





途中、プレイルームにピアノがあって
行動観察ことを思い出した。





「帰りの時間は気にしなくていいそうだから
たっぷり桜庭先生に甘えておいでね。」






『うん。そうさせてもらうね。』







あともう少しで最愛の人に会える。
ドキドキドキドキ。胸が高鳴る。






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