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注射、浣腸、聴診器、お尻ペン。

第2章 僕の診察室

「それじゃ採血の準備するね」





アルバイトに戻りたかったけど、脇坂先生の「親切」に押しきられるカタチになってしまった。





「寝ている間にバッグの中から保険証出させてもらったよ。えっと、申し遅れましたが僕は内科医の脇坂洋輔です。どうぞ宜しく」





白い歯を見せながら先生は微笑んだ。





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