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注射、浣腸、聴診器、お尻ペン。

第11章 真夜中の空腹

ドンドンドンドン



真夜中にナースステーションのドアを叩く音が響く。




『内田くんいますか?』




私は他の看護師さんに尋ねたつもりだったんだけど、答えたのは何故か脇坂先生だった。



「どうしたの?こんな時間に」




脇坂先生は、怪訝そうな表情だった。




「自分で点滴外しちゃったの?血が出てるよ」



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