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注射、浣腸、聴診器、お尻ペン。

第14章 フェロミア

「山口さん、昼食です。おいしく召し上がってください」





『はい。ありがとうございます』






昼食が配膳されて『いただきます!』をしようとしたところに、内田くんが大慌てでやってきた。





『どうしたの?』






「まだごはん食べてないよね?」





『まだだよ』





「間に合って良かった〜。食前に貧血薬が出てるから飲んでくれる?」







『うん。お水用意するね』






手のひらにフェロミア2錠をおいてくれたので
それをお水で流し込んだ。





「昼食が終わったら一緒に心電図室に行くからね」






『了解。もうごはん食べていいよね?』





「いいよ。ごちそうさましたらナースコールよろしく」





『はぁい。それじゃいただきます〜』






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