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注射、浣腸、聴診器、お尻ペン。

第15章 白い鳥かご

幸いにも過呼吸の発作は軽いもので、背中をさすりながらゆっくり深呼吸をしているうちに収まってきた。





聴診器で呼吸音を確認してから「楽になってきたかな?」と声をかけると、美優ちゃんは小さく頷いた。




「気分を楽にする薬を注射するから眠くなったらそのまま寝ちゃっていいからね」




脇坂先生の魔法にかけられて
私はそのまま眠りに落ちた。





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