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純愛~初めての夜~

第1章 2人の情事

「中も......解さないとね......最後までした時、少しでも痛くないように......指、入れるけど痛かったらすぐ言ってね」

敏感なところを舐められながら言われているため、自分の声で彼の声が消され、上手く聞き取れなかった。

しかしその後、中指がゆっくりと中に入ってくる感覚があり、その事を言ったんだと理解した頃には痛みで体が強ばった。

痛い......そう伝えると、指を入れたまま、体制を元に戻し、抱きしめてくれる。

そのうちに入ってるだけの感覚には慣れてきた。

「ゆっくり動かすからね......力抜いて」

中で指先が少しだけ動く。

痛みは少しあったが、この程度であれば耐えられた。

私の表情を見ながら、少しずつ動きを大きくしていく。

「あっ......んんっ......」

快感かはわからないが、段々と声が漏れるようになってきた。

指が動く度に愛液が分泌され、彼の手を濡らしていく。

痛みもあまりなくなってきた頃、彼の動きが止まり、再び私をぎゅっと強く抱きしめる。

余裕のない表情で見つめられ勢いのあるキスをされる。

ここまでゆっくり優しく進めてきてくれたが、この瞬間は少し強引だった。

我慢できないくらい、気持ちが昂っているからこそなのかな、と思うと多少の苦しさも心地良さに変わる。

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