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果てなき場 ~ boundless field ~ ①

第2章 神の宮殿

「この近くで食肉用として捕獲できる生物は七面鳥と野豚です 野豚の肩ロオスを焼いたものに醤油と黒砂糖青海苔で作ったソオスで味付けをしたものと 大麦粉のスタアチにココアと黒砂糖 大豆粉 青海苔で作ったチョコレエトのクリイム 大麦粉に大豆粉すりゴマカボチャ粉ココア青海苔で作った生地で焼いたナチュラルパンのトオスト 飲物はお酢にアカシアの蜜と柚子の果汁を混ぜて作ったものです 今作れる料理や飲物はこれだけです 食材を確保するために畜産を勧めます」
「良子 わたしには細かなことはわからないので良子がわたしたちにとって良いと思うことをやってくれないか」
「わかりました そのようにします」
「でわ 食事をいただくことにするよ ありがとう」
ラビリアはアポロンの丘の頂きにあり三方は深い淵になっている.
もともと絶景の場所であったが ラビリアの透明の壁から遠く眺める世界は森が深くひろがっていて夕暮れの陽がなずんでいる.
ここは居住区画のラウンジと呼ばれるところで食事や飲物をとる部屋だと良子は説明した.
居住区画は居間と寝室に浴室と化粧室がひとつの単位となっていて寝室の寝台はベッドといい一人用のものをシングル二人用のものをダブルいうことなど様々と良子は説明した.
二人にとって料理も飲物もなんとも言えない美味なものだった.
「良子この料理や飲物はラビリアを作った人たちが食べていたものなのか」
「基本的にはそうです 料理や飲物や菓子のきまった作り方これをレシピといいますが 合理的な栄養素の摂取の観点からすべて彼等が考えたものです 現在食材に限りがあり もっとも簡単なものしか作れない状態ですが 農業生産や畜産などの推進計画プロジェクトとも言いますが お二人のための生活プロジェクトを展開していますから やがて改善できます」
「彼等のことをもう少し詳しく教えてくれないか」
「彼等は太陽系第三惑星の地球の日本と呼ばれる国にいますが あなたがたの目で見れば彼等は超人類といえます 地球にいる彼等以外の人類は猿人から変化したものです 進化したと普通の人類はおもっていますが 違います 超人類の祖先はあなたがたからみると超生命体と言えるでしょう 物質の身体と違い 静電エネルギイの身体です 身体といっても人の形をしているわけではなく静電エネルギイの波動の生命体です

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