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果てなき場 ~ boundless field ~ ①

第2章 神の宮殿

「良子 そろそろ部屋のほうに案内してくれないか」
「わかりました 部屋はシングルにしますかダブルにしますか シングルを」
「シングルを二部屋でいいですか」
「二部屋で」
とゼルバが言うとスウィイト皇女が
「わたくし一人では心許ないのでダブルで」
「ダブルにしますか 二人で一緒のベッドでいいですか」
ゼルバが
「それは困る」
「わたくしはかまいません」
「それなら わたしが宿直しましょう」
「寝室にセミダブルベッドを二つならべたツインはどうですか」
「それは都合がいい ではそのツインで」
良子の誘導で二人は白い光で明るく照らされた通路を進んだ.
壁も床も二人の姿が鏡のように映るほど光沢がある.
二人はツインの部屋のまえまで来た.
扉は白い金属の枠が模様のようになっていて内側はガラスのように透明で部屋のなかが見える.
扉が左右に開いた.
二人はなかに入ると良子に勧められてソファという長椅子に並んで座った.
良子は部屋ことについて詳しく説明した.
ソファのある居間をリビングといい壁についている動く絵を映すものがモニタアで良子の姿が映っている.
壁には服や物を納めておくウォオルユニットがありワアドロウブとも言うこと なかには超人類が着ている服が入っていて 服を設計することをデザインといって好みのデザインのものを作れさまざまな布があることなどを説明した.
寝室は居間に接続していて扉があり左右に開き居間に入ってきた最初の扉と同じように白い金属で内側は透明だった.
中にはベッドが二つ並んで置かれている.
化粧室には洗面所とトイレにバスルウムがありシャワアが使えることなど詳しく良子は説明した.
ゼルバは超人類がどんな服を着ているのか知りたいとおもい ワアドロウブを開いた.
布は綾織が多く光沢がありしなやかだった.
ズボンにはベルトとうしがなくテエパアドをボタンで留めるようになっていて 左右に二つずつ縫いひだがついている.
上のほうはゆったりして裾のほうは細くなっている.
シャツ ジャケット ドレス ブラウス スラックス タキシイド スワロウテイル 男性用 女性用 さまざまな型の服があると良子は説明した.
服は似たものもあるが布は精緻で煌びやかで服の形も極めて洗練されいるとゼルバはおもった.









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