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果てなき場 ~ boundless field ~ ①

第3章 展開

ではまず 絶対場に内在する性質を説明します
絶対場は果てなくひとつで同一であるので相対するものはまったくなく 相対関係をまったくもつことがありません
ですが 無限大と無限小がまったく同一として内在しているとゆう両義性が潜在しています
反対に宇宙は有限で相対でテエゼとアンチテエゼのように分離していて両義でなく論理です
人が道理とか筋がとおるとかいっている論理が実は宇宙とゆう特異あるいは異常な世界でしかなりたたない 絶対につけて見ればせえぜえ便宜のもの 端的に言えば異常なことにすぎないのです
しかしながら有限であるとゆう特異である宇宙においてはテエゼとアンチテエゼのどちらかを選択し筋みちを立て論理としなければ成り立ちません
では時間についての説明をしましょう
絶対場は果てなく同一で連続ではないので時間のようなスカラ量すなわち向きを持たない量は成り立たないのです
当然 ベクトル量向きを持った量も成り立ちません
絶対場は完全同一ですから連続ではなく相対関係もまったくないので距離や時間は成り立たちません
このことから 絶対場にとって宇宙はただ一度しか起こらない極めて異常な現象と言えるのです
宇宙の寿命は人が便宜的な計量としてとる時間で二百二億年ていどですが 模式的に表現すれば 極めてかたいものの一点 たとえばダイアモンドの一点を叩いたとして その衝撃は瞬時に収束するのは自明ですが 絶対場にとって宇宙が二百二億年で収束するとゆうことはこれと同じことで絶対極瞬と言えるでしょう

絶対場の僅かな平衡の綻びは 絶対場に潜在する両義性 無限大性と無限小性の短絡ショウトとして極限値エネルギイを生じさせた それが宇宙開闢とゆうことです
初期の宇宙空間は極めて高いエネルギイ場すなわち極度に乱れた場で宇宙の平衡は要素でのバランスでは無理なので粒子でのバランスのかたちを生じさせました
それが 陽子 電子 中性子です やがて宇宙の平均エネルギイ密度はエネルギイが要素に変換される すなわち二度と開くことのない閉じたエネルギイに変換されて単調に下がっていく それが空間が広がってゆくとゆうことです
要素が生じるところは絶対位相で要素はある位相点と対応ずけられていて基本的にはそこから大きく離れないで揺らいでいますが粒子を構成する要素は移動が大きいと言えます

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