
俺の変カレ
第3章 俺の変カレ2
この日、洋太は大学時代の先輩、海堂と会う約束をしていた。待ち合わせ場所に海堂は10分ほど遅れて到着し、なおかつ不機嫌な顔をしていた。海堂は英治ほどでは無いが背が高い。不機嫌な顔で見下ろされると少し怖い。
「今日、何かあったんですか?」
洋太は海堂の不機嫌な理由を仕事のことだと踏んだ。日曜日なのにスーツを着て、髪の毛も綺麗にセットしている。彼はオーバーワークを嫌うのだ。
「すまん」
海堂は洋太の意図することに気づいたのか、眉間にシワを寄せることをやめた。そして取ってつけたかのように微笑んだ。二人は今夜食べに行く、フランス料理店に向かった。
「レストランの予約、取ってくれてありがとう」
沈黙に耐えかねて、海堂が話題を絞り出した。
「いえいえ。今日行くところ、友人に教えてもらったんで、期待できますよ」
「ふーん、んじゃ、楽しみにしてる」
洋太の数少ない友人にこのレストランをすすめられた。本当は英治を誘うべきなんだろうが、洋太はデートの誘い方を知らなかった。大体洋太と英治はどちらかの自宅でしか会わないし、誘うのも英治だ。それに洋太は、海堂に英治のことで相談したいことがあったのだ。
「今日、何かあったんですか?」
洋太は海堂の不機嫌な理由を仕事のことだと踏んだ。日曜日なのにスーツを着て、髪の毛も綺麗にセットしている。彼はオーバーワークを嫌うのだ。
「すまん」
海堂は洋太の意図することに気づいたのか、眉間にシワを寄せることをやめた。そして取ってつけたかのように微笑んだ。二人は今夜食べに行く、フランス料理店に向かった。
「レストランの予約、取ってくれてありがとう」
沈黙に耐えかねて、海堂が話題を絞り出した。
「いえいえ。今日行くところ、友人に教えてもらったんで、期待できますよ」
「ふーん、んじゃ、楽しみにしてる」
洋太の数少ない友人にこのレストランをすすめられた。本当は英治を誘うべきなんだろうが、洋太はデートの誘い方を知らなかった。大体洋太と英治はどちらかの自宅でしか会わないし、誘うのも英治だ。それに洋太は、海堂に英治のことで相談したいことがあったのだ。
