
俺の変カレ
第1章 俺の変カレ1
いつの間にかドライヤーの音も消え、洋太の足音が寝室に近づいてきた。英治はニヤついた顔をパンパンと叩いて、携帯をいじっている振りをする。
洋太は寝室に入るなり英治の隣に腰掛けた。
「もうそろそろ布団出すか?」
洋太が英治に話しかける。しかし英治には緊張のあまり話が入ってきていない。
「あ、うん」
「『あ、うん』ってお前寒くないのか?」
洋太は話そっちのけの英治から携帯を奪った。
「俺はー、洋ちゃんがいたら暖かい」
「ったく何言ってんだよ」
洋太は口では呆れていても満更でもなさそうな顔をした。素直になれない洋太がかわいかった英治は、洋太に抱きつき優しくキスをした。
「洋ちゃん、好き」
英治は洋太の服を脱がし、舌を絡めた。そしてベッドサイドにある引き出しから目隠しを取り出した。
「英治、待って」
洋太は目隠しを装着させようとする英治の手を掴んだ。
「今日は普通にしよう」
「え、急にどうしたの?」
英治が少し驚いて間抜けな声が出てしまったおかげでムードが崩れてしまった。
「ほら、この間、悪かったなと思って……」
洋太は英治から目線を外し、頭をポリポリかいた。
「この間?」
英治には全く心当たりがない。
「先週俺が下手くそって言っちゃったじゃん。いつも俺の性癖に付き合ってくれてるのにちょっと言い過ぎたかなって」
英治は大喜びした。バイブを試せなかったことは少し残念だが、洋太とノーマルなセックスをするのは久しぶりなのだ。そもそも英治はSM自体あまり好きではない。
「おお、そういうことならお言葉に甘えて、今日は愛のこもったことをしよう」
英治がキスをしようとする前に洋太がキスをした。洋太からキスをするのは珍しい。
「え、なになに。今日はすごいサービス精神だね」
「もう喋るな」
英治の口を塞ぐようにまた唇を重ねた。
洋太は寝室に入るなり英治の隣に腰掛けた。
「もうそろそろ布団出すか?」
洋太が英治に話しかける。しかし英治には緊張のあまり話が入ってきていない。
「あ、うん」
「『あ、うん』ってお前寒くないのか?」
洋太は話そっちのけの英治から携帯を奪った。
「俺はー、洋ちゃんがいたら暖かい」
「ったく何言ってんだよ」
洋太は口では呆れていても満更でもなさそうな顔をした。素直になれない洋太がかわいかった英治は、洋太に抱きつき優しくキスをした。
「洋ちゃん、好き」
英治は洋太の服を脱がし、舌を絡めた。そしてベッドサイドにある引き出しから目隠しを取り出した。
「英治、待って」
洋太は目隠しを装着させようとする英治の手を掴んだ。
「今日は普通にしよう」
「え、急にどうしたの?」
英治が少し驚いて間抜けな声が出てしまったおかげでムードが崩れてしまった。
「ほら、この間、悪かったなと思って……」
洋太は英治から目線を外し、頭をポリポリかいた。
「この間?」
英治には全く心当たりがない。
「先週俺が下手くそって言っちゃったじゃん。いつも俺の性癖に付き合ってくれてるのにちょっと言い過ぎたかなって」
英治は大喜びした。バイブを試せなかったことは少し残念だが、洋太とノーマルなセックスをするのは久しぶりなのだ。そもそも英治はSM自体あまり好きではない。
「おお、そういうことならお言葉に甘えて、今日は愛のこもったことをしよう」
英治がキスをしようとする前に洋太がキスをした。洋太からキスをするのは珍しい。
「え、なになに。今日はすごいサービス精神だね」
「もう喋るな」
英治の口を塞ぐようにまた唇を重ねた。
