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君がくれた太陽

第3章 さよなら

その男の人が
ナイフを
取り出した!

!!!

そして
こっちに
はや歩きで
歩いてくる

ニャッと
笑いながら

私は
冷や汗を
かき
動けずにいた

しかし
陽人は
体の向きを変え
私の手を
しっかりと握り
走り出した

同時に
男も
走ってきた

すごく速い!

追いつかれちゃう!

私は
自然に
涙がでてきた

なにも考えられない

ただ
恐怖だけが
襲ってくる

すると
陽人が
『俺が守るから
安心しろ』

といい

私の手をはなし
立ち止まった

え?

「ヤダ!!一緒に……
一緒に逃げよう!」

私の顔は
ぐしゃぐしゃだ

男は
笑いながら
こっちにくる

陽人は
笑顔で
『すぐ、いくから』
と言った

男が
走りながら

「死ねぇーー―――!!!」


言ってきた

ヤダ!

『真優!早く逃げろ!!』

陽人が
そう叫び

私は
はるとぉ
と泣き叫びながら
走った
あまり遠くにいかず
その場所が
見える公園に逃げた

ウソ……!

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