
私の弟を好きになってもいいですか
第1章 弟ができました。
結局私たちは、一言も口を利かずに車の中に乗り込んだ。
「フフフ、さっきは仲良く手を繋いでたのに、もう姉弟ゲンカ?」
「は? 違うし」
うわぁ…あれ見られてたんだ。
てか手なんて繋いでないし。
どんだけ母さん、頭の中お花畑なの。
「怜、あかりちゃんに失礼なこと言ってないか?」
「…言ってねぇよ」
「!?」
私はすぐさま怜くんを睨み付けた。
私にデコピンしたり、ヨダレのこと指摘したり、めちゃくちゃ失礼なこと言ってますけど!?
するとヘッドフォンをつけた怜くんと目が合ったけど、おもいっきり顔を逸らされてしまった。
「…っ…」
可愛い顔してるのに、全っ然可愛くない!
ツンデレのルイくんでもここまでひどくないよ?
あ~やっぱりリアルの男なんてこんなもん。
私もイヤホンをつけてゲームを起動した。
母さんには悪いけど、こいつとは一生仲良くできないと思う。
キャンプも適当にやればいいや。
そう思ってたのに、そこは怜くんのお父さんが許してくれなかった。
「フフフ、さっきは仲良く手を繋いでたのに、もう姉弟ゲンカ?」
「は? 違うし」
うわぁ…あれ見られてたんだ。
てか手なんて繋いでないし。
どんだけ母さん、頭の中お花畑なの。
「怜、あかりちゃんに失礼なこと言ってないか?」
「…言ってねぇよ」
「!?」
私はすぐさま怜くんを睨み付けた。
私にデコピンしたり、ヨダレのこと指摘したり、めちゃくちゃ失礼なこと言ってますけど!?
するとヘッドフォンをつけた怜くんと目が合ったけど、おもいっきり顔を逸らされてしまった。
「…っ…」
可愛い顔してるのに、全っ然可愛くない!
ツンデレのルイくんでもここまでひどくないよ?
あ~やっぱりリアルの男なんてこんなもん。
私もイヤホンをつけてゲームを起動した。
母さんには悪いけど、こいつとは一生仲良くできないと思う。
キャンプも適当にやればいいや。
そう思ってたのに、そこは怜くんのお父さんが許してくれなかった。
