
私の弟を好きになってもいいですか
第2章 ゲームをしませんか?
「ここに来る前に売店があったでしょ。あそこの隣にトイレがあるから」
「え、そこにしかないの?」
キャンプ場から売店に行くには、車が一台ギリギリ通れるくらいの舗装されていない坂道を上がっていかなければいけない。
車だったらすぐだけど、歩いてだったら5分はかかる。それに周りは森だから、夜中に行くとなるとちょっとした肝試しだ。
母さんにそう言うと、
「大丈夫、夕御飯食べたらすぐ寝ちゃえばいいのよ~」
って。
それじゃあ夜にゆっくりゲームができないじゃん!!
私はため息をついた。
これからお昼のバーベキューだし、たぶんまだすることは沢山あって、午後からのハヤトくんとのデートは確実にできないだろう。
しかもデートをドタキャンすると、好感度の数値が減ってハヤトくんとの仲がちょっと悪くなってしまう。せっかくコツコツ頑張って80%まであげたのに!
「怜、薪と水が足りないからあかりちゃんと一緒に買ってきてくれないか?」
「!」
怜くんのお父さんから余計なお使いを言い渡される。
「あ、それなら私一人で…」
「けっこう重いから二人で頼むよ」
「……は、はぁい」
「え、そこにしかないの?」
キャンプ場から売店に行くには、車が一台ギリギリ通れるくらいの舗装されていない坂道を上がっていかなければいけない。
車だったらすぐだけど、歩いてだったら5分はかかる。それに周りは森だから、夜中に行くとなるとちょっとした肝試しだ。
母さんにそう言うと、
「大丈夫、夕御飯食べたらすぐ寝ちゃえばいいのよ~」
って。
それじゃあ夜にゆっくりゲームができないじゃん!!
私はため息をついた。
これからお昼のバーベキューだし、たぶんまだすることは沢山あって、午後からのハヤトくんとのデートは確実にできないだろう。
しかもデートをドタキャンすると、好感度の数値が減ってハヤトくんとの仲がちょっと悪くなってしまう。せっかくコツコツ頑張って80%まであげたのに!
「怜、薪と水が足りないからあかりちゃんと一緒に買ってきてくれないか?」
「!」
怜くんのお父さんから余計なお使いを言い渡される。
「あ、それなら私一人で…」
「けっこう重いから二人で頼むよ」
「……は、はぁい」
