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ひな*恋 ~それは、誰にも言えない秘密の三角関係

第23章 現実の為なら、理想も捨てなきゃダメなんだ!

「ひなってば、俺のクラスの女の子にヤキモチ妬いちゃったんだね。
だからもう来ないなんて言ったんだー」


「えぇっ!?///」


私の上でニマニマ口元を緩めながら、慎吾くんが笑った。


ヤ ヤキモチだなんて!/////
そういうわけじゃあ…っ



「大丈夫だよー。
あの子はただのクラスメイトだから、別に好きとかじゃないもんねー」


あんなにベタベタして仲良さそうだったのに、ただのクラスメイトだなんてっ

仮に本当にただのクラスメイトなんだとしても、それだと慎吾くんは誰とでもベタベタしてるって事?


そんなの…



「ダメぇっ!!」


「ぇ、………………ひな?」



突然出した大声に、慎吾くんが目を丸くして私を見た。



だって、好きでもない人とベタベタするなんて、おかしいもん!


男の子なら、そんな事したいって思う気持ちはあるのが普通かもしれないけど…

でもやっぱり、ダメだよ。


そういうのって、好きな人とじゃなきゃいけないって思うもの。



…だから、私みたいに勘違いしちゃうんだからぁ…っ!

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