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【参加型小説・連鎖の尻尾】

第4章 女子大生殺人の件


「その後、成小坂へのいじめは無くなったし、母の仕事も順調で…体力メインの支店勤務だったのが、本社の事務職へと移動になり、しかも、その本社の社宅に安く入れることとなる。それにともない卒業前に引っ越し――――…と、過去を清算するようなセカンドライフが待っていたわけだ…

それが4人の生き贄効果だったのかは疑問だが…


あの、坊さんのギラギラした笑顔が忘れられないと…成小坂は俺に言っていたんだ」



その全てのラッキーを“生き贄”ありきだと思いたくはないが…何故かゾクゾクするものを感じる煌太と白馬だった。


「なんか――――その坊さんやっぱりヤバイんじゃ…」


「多分…ヤバイ――――…だから…俺はその坊さんを成小坂の“邪守護”と呼んでるんだよ…」



なるほど…と、煌太はやっと納得した。



しかも、その生き贄制度は…坊さんが成小坂から離れない限りは継続すると言うことなのだろう…


だから、それを察したペガサスが成小坂が生き贄にならぬうにと…定期的に会っていた…と、言うことらしい。



「定期的に会って――――…その坊さんの様子はどうだったんですか?」




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