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【参加型小説・連鎖の尻尾】

第4章 女子大生殺人の件


煌太はその後成小坂に憑いていたヤバイ坊さんが気になった。


「まぁ――――…一気に4人の生き贄をもらった坊さんは、機嫌が良かったのか…猫被ってたのか…俺の前ではおとなしいもんだったぞ?終始、穏やかに微笑んでるってのが俺の印象だった」



「なら、なんで――――…いきなり熊田さんを殺害したんだ?」



白馬が頭を捻りながらペガサスに聞く。


「そこだよ…霊にとっても、姿が見えて声も聞こえる人間なんてそうそう出会えないもんだ…利用しようと考えるのが世の常だろ?」


そんな世の常はいらないと思う煌太だったが、自ら手を下せない限り…手元に置いておきたいのが当たり前だろうと考えた。


「成小坂と坊さんの間に…何かあったんじゃないか?」



白馬がポツリと呟いた。



「は?何って?なんだよ!」


煌太はその呟きに「馬鹿馬鹿しい」と、言わんばかりの突っ込みを入れた――――が、



「そう、白馬君冴えてる――――二人の間に何かがあったんだよ!」



と、ペガサスの思わぬ正解判定に目を見開く。



「じゃ、じゃぁ…二人の間に何があったんですか?」







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