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ペガサスは一呼吸置いて喋りだした。


「坊さんの霊が――――…【成小坂の体を乗っ取り始めた】んだ」



「は！？マジもんでオカルト世界に突入したぞ！」


白馬は自分の予想していた展開だったと言わんばかりのテンションでペガサスの話に食いついた。


「そうか、なら…成小坂の記憶が曖昧ってのも納得だな」


煌太も坊さんの霊の行動に納得し始めた。


しかし、「チッ、チッ、チッ！」と、時代錯誤の会話展開を繰り出すペガサスに二人は「はい？」と、会話の流れをペガサスに戻した。


「それだけじゃ…ねぇ～の…乗っ取りを避けようと…【成小坂が坊さんの霊を徐霊しはじめたんだ】…最悪だろ？今まで綱渡り状態の危ない関係が…一気に崩壊…」


ペガサスは両手を会わせるとドッカーンと爆発するようなしぐさをジェスチャーでして見せた。