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テレフォン -約束-

第7章 極彩色の万華鏡




〈白い白い飛行機〉


1人で眼下に広がる領空の雲母の中で、アナタは広がるそれを眺めてサヨナラを耐えているのでしょうね・・・・


あの“約束”の日に


アナタに見せて貰えた


気球からの景色は


いつまでも忘れません


・・・・だから
アタシは・・・・


ありありと痛々しいアナタの今日の背中を見て思いました


アナタの

ずっと、大事にしてくれるって“約束”を信じようって


でも・・・・
・・・・プロポーズは


そんなことを考えながら、甘い甘いミルクティを飲み終えた頃には涙雨は晴れていました

行方知らずだったハズのさっきのため息と嗚咽がひらひらと蝶々のように飛んでいて

その蝶々の後を着いて行ったら

アタシはその日もお店に辿り着いているのでした


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