
テレフォン -約束-
第3章 回想
・・・・あれ
アタシ、代表に抱かれてたんだ
だらしないピストンのセックス
野性的でなく排他的なセックス
あの日の透明サイダーが気抜けしたようなアタシをむさぼり続けている
それよりも《講習》はどうするんだろう?
アタシ、明日からお客さんに悦んでもらえるサービスが出来るのかな?
採用だよね?
・・・・これって?
“呪いのクロアリ”の精算は時給820円のウエイトレスでは、追いつかない
ココロにカーボン紙で濃く印字されたような現実
代表がコンドームに放出した、白いジコマンスペルマの現実
・・・・でも
抱かれたことも忘れるくらいの振り返っていた日々に比べたら、今のアタシは幸せなのです
