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テレフォン -約束-

第4章 シゴト




欲求に赴くまま、アタシや他の嬢達のココロを無視してズタズタのビリビリに引き裂いておきながら


あの男は何事も無かったように、その“まとも”を演じて、欲情に満ちた街の路地裏を足早に通り抜け


家に帰り

家族に接して

深い眠りに就き

朝ごはんを食べ

通勤電車に乗り

ビジネス街をすまして歩き

爽やかに挨拶をする


そんな日常に戻ったのでしょう



・・・・そして、また



性癖を煮詰めて、培養し

ふつふつと毎日を過ごす


そんな日常に戻ったのでしょう

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