
テレフォン -約束-
第2章 始まり
・・・・・・暑い暑い昼下がり
“緑”のないハズの歓楽街で蝉の鳴き声が聞こえる・・・・
街の端から端まで、温度計が示さない欲望の熱情も含んで“赤い”亜熱帯に感じる・・・・
雑居ビルから裏手のホテル街へ…
アタシは、代表の後ろに付いて歩き、こじんまりとしたホテルの一室に入る
「じゃあさ、服脱いで?」
代表は、ホテルに入り一息つくなり、そう言った
“ピッ”
慣れた手付きでタイマーをセットし、代表はバスルームに向かう
この時点までは、一通りの接客を想定しての《講習》のハズでした・・・・
