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テレフォン -約束-

第4章 シゴト



そんな日の帰り道


アタシは、地下鉄でも、他の乗客さんや車掌さんまでも“まとも”を演じているように感じて、涙が止まりませんでした


ねぇ、神様、幸せは落ちてませんか?

ねぇ、神様、アタシは、やっぱり汚れていますか?

ねぇ、神様、アタシは、誰を信じればいいですか?


ねぇ、神様、アタシも愛が欲しいよ


愛が欲しいよ


普通で優しい愛が欲しいよ


アタシは、あえて、涙腺を刺激するようにココロでそれをつぶやきました

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