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テレフォン -約束-

第5章 原色の気球と花束と




昨日のベッドでの地響きを思い出し、三半規管を揺らされて平衡感覚を失ったかのように

階段でよろめいたアタシを“クボミみたいなエクボ”の笑顔で、支えてくれた由井さんがいました


今から思えば


そんな、2日目でようやく


背中に電流が少しだけ


走った瞬間だったかも知れません


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