
テレフォン -約束-
第6章 灰色の記憶
・・・・夜中の3時
アナタは白いシーツの海で、小さな寝息をたてている
・・・・そして
アタシはそんなアナタの寝顔を見つめていました
アタシはそんなアナタの寝顔にココロで呟きました
おばあちゃんとの、あの“約束”を破った自分のことが嫌いなこんな女でもいいですか?
・・・・何よりも
毎晩、毎晩、男に裸を晒し、男に身を預け、男の陰径をくわえ込み、
時にはアザを付けられて
時には湿地に舌を這わされて
時にはアエギ声を聞かせている
そんな、アタシでもいいですか?
アナタは耐えてアタシの帰りを待てますか?
