
テレフォン -約束-
第7章 極彩色の万華鏡
昨日のシゴトで付けられた左内もものアザを“こうやって舐めれば消えるんだ”って、言わんばかりに固執している“まー君”の愛撫の中のアタシ
プロポーズ
“まー君”はシゴトを辞めて、田舎に帰って畑を耕して父母と同じ屋根の下で暮らす
そこは、アタシにとっては真逆の環境
そこへ、導いてくれるのは素敵な素敵な生活だけど……
……でも
いつか実った果実を収穫する頃には“まー君”の子供を産んでってイメージがどうもつかないのと
“まー君”がシゴトを辞めるから田舎に帰ることと、アタシが全てを預けて極東の果てに思える場所へ移り住むことが
それが、果たして2人にとって正解なのかな?って、曖昧な四捨五入のような違和感が残りました
