Happiness day
第17章 Bittersweet
「智くんって、やっぱり優しいね」
「え?そう?
あんま言われた事ないけど」
「ふふっ。いいよ、それで。
みんなに智くんの良さがわかったら、心配になっちゃう」
それは俺の方なんだけど…
眼鏡を止めてコンタクトに変えた時、俺がどれだけ心配した事か…
翔くん、わかってないだろ?
「智くん、はい。チーズケーキ食べて?」
「うん、ありがとう。翔くんも食べて」
「ありがとう」
お互いのお皿を交換して、ひとくち食べる
「うんまっ!」
「おいしいっ!」
同時に声を上げ、顔を見合わせ『ふふっ』っと笑う
いつもの事だけど、いつも以上にしあわせを感じるのは、正式に恋人同士になったからなんだろうな
ケーキを食べてお腹も満たされ、室内の温かさで眠気が襲って来たのか
翔くんの目がいくらかトロンとして来た
満員電車に揺られたし、結構歩いたし
何よりも時間が時間だから当然だよな
「翔くん、日の出までまだ時間あるし、少し眠ったら?」
「え…でも…」
「帰りも電車に乗らなきゃならないし、少し休んでおきなよ
時間が近くなったら起こしてあげる」
「ん…じゃあ、少しだけ…」
そう言って程なくすると、うつらうつらしはじめた
たまにガクッと頭が落ちては、体勢を整える
寝づらそうだな…
翔くんの隣の席に移動して、翔くんの頭を俺の肩にもたれ掛けさせる
体勢が安定したせいか、翔くんからは『すぅすぅ』と心地良さそうな寝息が聞こえはじめた
うん、平和だ
「え?そう?
あんま言われた事ないけど」
「ふふっ。いいよ、それで。
みんなに智くんの良さがわかったら、心配になっちゃう」
それは俺の方なんだけど…
眼鏡を止めてコンタクトに変えた時、俺がどれだけ心配した事か…
翔くん、わかってないだろ?
「智くん、はい。チーズケーキ食べて?」
「うん、ありがとう。翔くんも食べて」
「ありがとう」
お互いのお皿を交換して、ひとくち食べる
「うんまっ!」
「おいしいっ!」
同時に声を上げ、顔を見合わせ『ふふっ』っと笑う
いつもの事だけど、いつも以上にしあわせを感じるのは、正式に恋人同士になったからなんだろうな
ケーキを食べてお腹も満たされ、室内の温かさで眠気が襲って来たのか
翔くんの目がいくらかトロンとして来た
満員電車に揺られたし、結構歩いたし
何よりも時間が時間だから当然だよな
「翔くん、日の出までまだ時間あるし、少し眠ったら?」
「え…でも…」
「帰りも電車に乗らなきゃならないし、少し休んでおきなよ
時間が近くなったら起こしてあげる」
「ん…じゃあ、少しだけ…」
そう言って程なくすると、うつらうつらしはじめた
たまにガクッと頭が落ちては、体勢を整える
寝づらそうだな…
翔くんの隣の席に移動して、翔くんの頭を俺の肩にもたれ掛けさせる
体勢が安定したせいか、翔くんからは『すぅすぅ』と心地良さそうな寝息が聞こえはじめた
うん、平和だ