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「あ、話してなかったな
松潤は松兄の後輩で、俺もガキの頃から松兄の家でよく顔を合わせてたんだ」

智は松岡社長の弟さんと友達だって聞いてる
　
「お互いよくお邪魔してたからな？松岡家には」

「そうだったんですね」

「それで当時の俺は、松兄と松潤にオモチャにされてたんだよ」

「オモチャになんかしてないよ
ちょっと揶揄ってただけだろ？」

「ふんっ。同じようなもんだろ。
で、今もオモチャにされたって訳だよ」

「ごめん、よくわからない。今の何がオモチャ？」

「だから、松兄から聞いたんだろ？俺たちの事
それで、翔をナンパしたら、俺がどういう反応をするか楽しんでたんだよ」

智が唇を突き出し、剥れた顔をする

「あっ！」

やっと納得いった

「ははっ！悪かったね、櫻井くん。
でもいい子捕まえたじゃないか
フリーだったら、マジで食事に誘ったかも」

「ふざけんなよ。アイツにチクるぞ？」

「それもありかも…
アイツ、やきもち焼いて拗ねると、めちゃくちゃ可愛いんだよなぁ…」

「はぁ…なんでこんなヤツと付き合ってんだか…
アイツに同情するよ」

「さっ！遊びは終わり！
ほらっ、衣装決め終わらすぞ？
このあともスケジュールあるんだろ？」

「やっぱ、俺で遊んでたんじゃねぇか…」