Happiness day
第19章 Do you…?
「智、仕事は?」
リビングに向かいながら、疑問に思ってる事を聞いてみた
「俺も午後、半休取った」
「え?なんで?」
「やっぱり…」
部屋の中を見るなり、智はため息を吐いた
「あ…だってさぁ…片手でボタン外すって超むずいんだぞ?
それだけで疲れちまって」
「だから着替え手伝うって言っただろ?」
「でもこれからの事考えたら…
ってか、何?その荷物」
智の両手には大きな鞄と紙袋
「ん?こんなことになってると思ったからさ
しばらくの間、泊めて貰おうかと思って」
「へっ⁈」
智は手に持っていた荷物を床に下ろすと、脱ぎ捨ててあった俺の服たちを掻き集め
素早くスーツをハンガーに掛ける
「洗濯機は風呂場?」
「あっ、うん…」
「失礼するよ」
風呂場に行った智が服を置いて戻ってきた
初めて上がった俺の家で、テキパキ動く智
「あ、あの…」
「ん?」
俺を振り返る智の手には、着替えようと出しておいたスエットのズボン
「ほい」
そのズボンを履きやすいように、俺の足元に開いて差し出す
「あ、ありがと…」
「ゆっくりな?いつもとバランスの取り方違うんだから」
「あ、うん…」
細やかな気遣いに、照れ臭さを感じるのは何でだろ…
智はいつも優しいんだよ?
性格もだけど、纏う雰囲気って言うの?
だから『癒し系で人気がある』と聞いた時も納得いった
「昼飯は?食ったの?」
「いや、食ってない」
「腹減ってない?薬も飲んでないの?」
「ん、まだ…」
食後に飲めって指示だったから
「鎮痛剤飲まなきゃ痛み引かないだろ」
「でも、なんか食べる気しなくて…」
「…ちょっとごめん」
「え?」
智が俺のおでこに手のひらを当てる
「熱っぽいな…」
「へ?熱?」
「骨折のせいなのか…それともそんな格好で寝たから風邪引いた?」
洋服脱いでる時に、少し暑いと思った
でもそれは、服を脱ぐのに苦戦してるせいだと思ってたけど、実は骨折のせいだった?
先生も言ってたもんな…熱が出るかもって
リビングに向かいながら、疑問に思ってる事を聞いてみた
「俺も午後、半休取った」
「え?なんで?」
「やっぱり…」
部屋の中を見るなり、智はため息を吐いた
「あ…だってさぁ…片手でボタン外すって超むずいんだぞ?
それだけで疲れちまって」
「だから着替え手伝うって言っただろ?」
「でもこれからの事考えたら…
ってか、何?その荷物」
智の両手には大きな鞄と紙袋
「ん?こんなことになってると思ったからさ
しばらくの間、泊めて貰おうかと思って」
「へっ⁈」
智は手に持っていた荷物を床に下ろすと、脱ぎ捨ててあった俺の服たちを掻き集め
素早くスーツをハンガーに掛ける
「洗濯機は風呂場?」
「あっ、うん…」
「失礼するよ」
風呂場に行った智が服を置いて戻ってきた
初めて上がった俺の家で、テキパキ動く智
「あ、あの…」
「ん?」
俺を振り返る智の手には、着替えようと出しておいたスエットのズボン
「ほい」
そのズボンを履きやすいように、俺の足元に開いて差し出す
「あ、ありがと…」
「ゆっくりな?いつもとバランスの取り方違うんだから」
「あ、うん…」
細やかな気遣いに、照れ臭さを感じるのは何でだろ…
智はいつも優しいんだよ?
性格もだけど、纏う雰囲気って言うの?
だから『癒し系で人気がある』と聞いた時も納得いった
「昼飯は?食ったの?」
「いや、食ってない」
「腹減ってない?薬も飲んでないの?」
「ん、まだ…」
食後に飲めって指示だったから
「鎮痛剤飲まなきゃ痛み引かないだろ」
「でも、なんか食べる気しなくて…」
「…ちょっとごめん」
「え?」
智が俺のおでこに手のひらを当てる
「熱っぽいな…」
「へ?熱?」
「骨折のせいなのか…それともそんな格好で寝たから風邪引いた?」
洋服脱いでる時に、少し暑いと思った
でもそれは、服を脱ぐのに苦戦してるせいだと思ってたけど、実は骨折のせいだった?
先生も言ってたもんな…熱が出るかもって