Happiness day
第19章 Do you…?
「前は自分で洗えるだろ?」
泡の付いたスポンジを渡される
「うん、もちろん。後はひとりで出来るから大丈夫」
「ん。困った事があったら呼べよ?」
「ありがとう」
バスルームから智が出て行って
スポンジで体を洗い、シャワーで洗い流す
鏡を見て、泡の残りがないか確認した
「よし、オッケー」
ドアを開けると、バスタオルを持って待ち構えている智
「おわっ!びっくりした」
まさかまだ智がいるとは思ってなかった
反射的に後ろを向く
「あー、悪い…驚かせた?
ビニール外せないし、体も拭けないと思ったから待ってたんだけど」
そうだよな…智なら、そこまで考えてくれてるよな
俺よりも先回りして、俺が困らないように全部やってくれる。智の気遣いに改めて感謝だ
「ありがとう、智」
お礼を言うと、智は背中を拭いてくれた後、バスタオルを俺に渡し
俺が体を拭いてる間に、ビニールの袋を外してくれた
「パンツ履けるか?」
「大丈夫です…」
ここまでしといてもらってなんだけど
やっぱりそこには抵抗はある
パンツは自分で履いたけど、結局、ズボンは履かせてもらった
髪は自分で乾かせると言ったのに、それも智がしてくれて
こんな智に頼りきった生活してたら
智、疲れちゃうんじゃないか?
そうは思っても、今の俺は智に頼るしかないんだよなぁ…
怪我が治ったら恩返しするって言ったけど
今からでも俺が智にしてやれる事って、何かないのかな…
泡の付いたスポンジを渡される
「うん、もちろん。後はひとりで出来るから大丈夫」
「ん。困った事があったら呼べよ?」
「ありがとう」
バスルームから智が出て行って
スポンジで体を洗い、シャワーで洗い流す
鏡を見て、泡の残りがないか確認した
「よし、オッケー」
ドアを開けると、バスタオルを持って待ち構えている智
「おわっ!びっくりした」
まさかまだ智がいるとは思ってなかった
反射的に後ろを向く
「あー、悪い…驚かせた?
ビニール外せないし、体も拭けないと思ったから待ってたんだけど」
そうだよな…智なら、そこまで考えてくれてるよな
俺よりも先回りして、俺が困らないように全部やってくれる。智の気遣いに改めて感謝だ
「ありがとう、智」
お礼を言うと、智は背中を拭いてくれた後、バスタオルを俺に渡し
俺が体を拭いてる間に、ビニールの袋を外してくれた
「パンツ履けるか?」
「大丈夫です…」
ここまでしといてもらってなんだけど
やっぱりそこには抵抗はある
パンツは自分で履いたけど、結局、ズボンは履かせてもらった
髪は自分で乾かせると言ったのに、それも智がしてくれて
こんな智に頼りきった生活してたら
智、疲れちゃうんじゃないか?
そうは思っても、今の俺は智に頼るしかないんだよなぁ…
怪我が治ったら恩返しするって言ったけど
今からでも俺が智にしてやれる事って、何かないのかな…