Happiness day
第19章 Do you…?
「うわっ!うっまそ〜」
智が作ってくれたのは、魚貝をふんだんに使った海鮮鍋
「熱いから気を付けて食えよ?」
智が、よそってくれた小鉢を、俺の前にそっと置く
「ありがとう」
自分の分もよそり終わった智が、今度はグラスに日本酒を注いでくれる
「こっちも美味そう」
注がれていく日本酒を見つめる
怪我をしてから、アルコール類は控えていたし
日本酒に関しては日頃、家で飲む事はないから大分久しぶりだ
「よしっ、じゃあ食うか」
「いただきます」
全ての準備を整えてくれた智に感謝
早速フォークを左手に持ち、楽しみにしていた鍋をいただく
「うまっ!智天才」
「鍋なんて誰にだって作れんだろ
今は鍋用のスープが鍋の種類ごとにあるし、そこに具材切って入れるだけだぞ
これなら翔にも作れるよ」
「でも、料理は見た目も大切じゃん?
智の盛り付け綺麗だから、目でも美味しい
俺が作ったら、それこそ具材を鍋に放り込むだけで、綺麗には作れないよ」
「口に入れば一緒だって」
「いーやっ、智が作った方が絶対美味い」
「はいはい、ありがと」
「あ〜、これで箸で食えたらもっと美味いのに…」
フォークに刺したホタテを見つめる
「箸で味変わるか?」
「変わるって!
前に蕎麦食った時にも言ったじゃん
その料理に合った道具ってあるんだよ…
白菜も豆腐も箸で摘んで食いたい」
「ふ〜ん…そんなに言うなら試してみる?」
「何を?」
智は自分の器に入ってた豆腐を一口大に切ると
箸で摘んで、ふぅふぅと息を吹きかける
そして、その豆腐を俺の口の前に差し出した
「ほれ、食ってみ?味が変わるかどうか」
智が作ってくれたのは、魚貝をふんだんに使った海鮮鍋
「熱いから気を付けて食えよ?」
智が、よそってくれた小鉢を、俺の前にそっと置く
「ありがとう」
自分の分もよそり終わった智が、今度はグラスに日本酒を注いでくれる
「こっちも美味そう」
注がれていく日本酒を見つめる
怪我をしてから、アルコール類は控えていたし
日本酒に関しては日頃、家で飲む事はないから大分久しぶりだ
「よしっ、じゃあ食うか」
「いただきます」
全ての準備を整えてくれた智に感謝
早速フォークを左手に持ち、楽しみにしていた鍋をいただく
「うまっ!智天才」
「鍋なんて誰にだって作れんだろ
今は鍋用のスープが鍋の種類ごとにあるし、そこに具材切って入れるだけだぞ
これなら翔にも作れるよ」
「でも、料理は見た目も大切じゃん?
智の盛り付け綺麗だから、目でも美味しい
俺が作ったら、それこそ具材を鍋に放り込むだけで、綺麗には作れないよ」
「口に入れば一緒だって」
「いーやっ、智が作った方が絶対美味い」
「はいはい、ありがと」
「あ〜、これで箸で食えたらもっと美味いのに…」
フォークに刺したホタテを見つめる
「箸で味変わるか?」
「変わるって!
前に蕎麦食った時にも言ったじゃん
その料理に合った道具ってあるんだよ…
白菜も豆腐も箸で摘んで食いたい」
「ふ〜ん…そんなに言うなら試してみる?」
「何を?」
智は自分の器に入ってた豆腐を一口大に切ると
箸で摘んで、ふぅふぅと息を吹きかける
そして、その豆腐を俺の口の前に差し出した
「ほれ、食ってみ?味が変わるかどうか」