Happiness day
第19章 Do you…?
「へ…?」
「はい、あ〜ん」
「あ〜ん」
智につられて開いた口に、冷ました豆腐を入れられた
口に入った物は勿論噛んで飲み込むしかない
「どう?美味い?味変わった?」
智にじっと見つめられ、質問される
「え…あ、うん…美味い…」
実際の所、味自体は変わらないんだろう…
でも、メシって、ひとりで食うより、ふたりで食う方が美味いって言うじゃん?
見た目とか、使う道具とか、雰囲気とかも調味料になってんだよ
今はそのどれもが揃ってる
だから超美味く感じるんだ、きっと…
「へぇ〜、やっぱ変わるもん?
俺にも食べさせてみてよ」
「え?良いけど…」
俺も同じように豆腐をフォークで一口大に切って乗せる
ふぅふぅと冷まし『あ〜ん』と待ち構えてる智の口に入れた
モグモグと咀嚼した後『う〜ん…』と唸る智
「箸で食うよりも、フォークで食った方が美味い」
「そんな筈っ…」
「俺には、翔に食わせて貰った方が美味いよ」
ふにゃっとしあわせそうに笑う智を見て、キュっと胸が締まった
なんだ?今の…
「次は何食わせて欲しい?」
「えっ⁉︎いいよもう、後は自分で食うからっ」
「なんだ、残念…」
なんだよ、その寂しそうな顔
そう言えば、前にも『残念』って言ってたな
何で言ってたんだっけ?
「はい、あ〜ん」
「あ〜ん」
智につられて開いた口に、冷ました豆腐を入れられた
口に入った物は勿論噛んで飲み込むしかない
「どう?美味い?味変わった?」
智にじっと見つめられ、質問される
「え…あ、うん…美味い…」
実際の所、味自体は変わらないんだろう…
でも、メシって、ひとりで食うより、ふたりで食う方が美味いって言うじゃん?
見た目とか、使う道具とか、雰囲気とかも調味料になってんだよ
今はそのどれもが揃ってる
だから超美味く感じるんだ、きっと…
「へぇ〜、やっぱ変わるもん?
俺にも食べさせてみてよ」
「え?良いけど…」
俺も同じように豆腐をフォークで一口大に切って乗せる
ふぅふぅと冷まし『あ〜ん』と待ち構えてる智の口に入れた
モグモグと咀嚼した後『う〜ん…』と唸る智
「箸で食うよりも、フォークで食った方が美味い」
「そんな筈っ…」
「俺には、翔に食わせて貰った方が美味いよ」
ふにゃっとしあわせそうに笑う智を見て、キュっと胸が締まった
なんだ?今の…
「次は何食わせて欲しい?」
「えっ⁉︎いいよもう、後は自分で食うからっ」
「なんだ、残念…」
なんだよ、その寂しそうな顔
そう言えば、前にも『残念』って言ってたな
何で言ってたんだっけ?