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Happiness day

第20章 GUTS!

智に凭れかかり体を預けると
智の繊細な手が俺のモノを握り扱く

「んっ…はっ…」

この快感が久しぶりで、すぐに昇り詰める

それなのに、今更だけど変なプライドが働いてイクにイケない

だって、人の手でイカされるって初めてだよ?
しかもこんな形で…

俺だけが素っ裸で乱れ、智は服を着て平然としてる

俯瞰的に見たら恥ずかしすぎる光景

智の服の袖を握りしめ、快感を逃す

「ふぅ"ぅ"っっ…」

猫が威嚇してるみたいな声が出た

「翔?どうした?」

智が俺の顔を覗き込む

おそらく、今の俺はとんでもない表情をしているだろう…

グルグルと熱が体を巡る苦しさと、それを吐き出す所を見られてしまう恥ずかしさ

感情が乱れに乱れ、泣きそうになる

「ふふっ…可愛いな…」

なんでだよ!こっちは必死なのに、なんで智は余裕で笑ってんだよ!
しかも追い込まれてるこの状況が可愛いなんて、馬鹿にしてんのか!

「うぅっっ…」

「あ〜、ごめん。泣くなよ…
苦しいよな?今、楽にしてやるから」

智は俺の体の向きを横向きに変え、左腕で俺の体を支える

「翔、こっち向いて」

「んぅ?」

智の方を向くなり唇を塞がれた
舌が唇をこじ開け入り込んで来て、俺の舌を絡め取る

智と恋人の関係になってから1週間、それなりにキスはしてきた

そう、それなりに、だ…

こんな強引で激しいキスをされるのは初めて

智が俺に触れる時はいつも優しいのに…
男らしい一面を感じ、いつもよりキュンキュンする

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