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Happiness day

第20章 GUTS!

訳の分からない感覚を頭の中から追い出したくて、首をブンブンと振る

「翔」

智に呼ばれ、縋る思いで智を見上げる

「さとしぃ…」

「ふふっ…可愛いな」

だからっ!可愛くないんだってば!
人が追い込まれてるのにっ!

「うぅっっ…」

「あぁ…また泣くなよ」

誰のせいだよっ!
智のせいだろ!
そんな優しい微笑み浮かべたって許さないからな!

智と一緒に暮らすようになって
智がなんでもしてくれるから、つい甘えちゃって、智に頼りきってしまう

今だって、智が俺を甘やかして、俺の事ばっか気持ち良くするからっ

俺がおかしくなったら智のせいだからな!

「責任取れよっ!」

「えっ?」

「もう訳わかんないんだからっ
あとは智が責任取れよっ」

「ふふっ…そうだな、責任取らないとな」

なんで嬉しそうに笑って言ってんだよ!
そんな口、塞いでやる!

智の首に腕を掛け、勢いよく引き寄せ
噛み付くように唇を塞いだ…のに…

「ん…さと…」

すぐに気持ち良くされちゃうんだ…

ガツガツと腰を打ち込まれても『気持ちイイ』が頭の中を占領し、他の事はどうでもよくなった

だから、もう全部智に任せるよ

俺の事、めちゃくちゃ気持ち良くしていいからさ
俺がおかしくなって、どんな醜態晒しても
おかしくした責任取って、愛し続けろよな

「あぁっっ、さとしぃっ!くるっっ!くるよっ!」

絶叫を上げながら、今までに経験のない絶頂を迎えた

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