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Happiness day

第26章 太陽の世界

俺と雅紀の出逢いは、今から8年前…

調理の専門学校を卒業したての俺は、修行を積むべく、イタリアンレストランにシェフ見習いとして就職し
雅紀はそこで、大学生のアルバイトとして働いていた

「今日から仲間になる松本潤くんだ
みんな、仲良くしてやって」

「松本です。よろしくお願いします」

従業員の前で、店のオーナーに紹介され、簡単に自己紹介すると、女性従業員たちが騒めく

いつもの事だけど、ウンザリする…

好きでこんな見た目に生まれたんじゃねぇよ

他人から見れば、贅沢な悩みなのかも知れないが
俺はこの見た目のせいで、女が苦手になった

幼稚園児の時には、既に出来上がってると、園児の母親たちからも言われ
バレンタインデーには、クラスの女の子全員からチョコを貰った

その頃は、女の子が苦手なんて意識は無く
沢山のチョコレートにウハウハだった

そんな俺が女子を苦手になったキッカケは
小学校の低学年の時…

クラスメイトの年の離れた高校生のお姉さんが、弟が持ち帰ったクラスの集合写真を見て、俺を見つけた

『超かわいいんですけどぉ』

実際そう言ったのかは知らないが、地元の夏祭りに友達3人と行った時
たまたま、そのお姉さんに見つかった

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