Happiness day
第26章 太陽の世界
俺は、全くもって面識のない人に突然声を掛けられる
『ねぇねぇ!君、松本くん⁈松本潤くんでしょっ⁈』
知らない人に声を掛けられても、付いて行っては行けないと教わってた俺は
その問いにも答えてはならないと、ただ黙っていた
『ねぇ!この子、超可愛くない⁈
弟のクラスメイトなんだけど』
『うわっ!マジ⁈超かわいい〜』
『数年後には、超イケメンじゃん!
今から唾つけとく?』
『キャー!やだぁ〜!ロリコ〜ン』
『だって、絶対イイ男になるよ?この子』
そのお姉さんも、友達数人と来ていて
全員が派手なメイク、派手な髪型をし、同級生たちよりも、派手な服装をしていた
そんな人たちに囲まれ、甲高い大声で話されたら
当時の俺からしたら恐怖でしかない…
『ねぇ、潤くん。一緒にお祭り回らない?』
『いえ…あの…僕…』
『キャー!僕だって〜
ウチの弟なんて、俺よ?俺
クソ生意気で、可愛げなんてありゃしないんだから』
『比べる時点で間違ってるって…』
『え〜?それ、酷くな〜い?』
騒ぎに騒いでるお姉さんたち…
一緒にいた友だちが、小声で俺に話しかける
『潤…今のうちに逃げようぜ』
『う、うん…』
俺たちは、気付かれないように、そろっと数歩後退りし、そこから一気に駆け出した
『あー!逃げたー!待ってー!』
背後に聴こえる声を無視して、俺たちは全速力で走り続けた
追いかけて来る事はなく、すぐに逃げられたんだけど
それでもまた会う事を考えると怖くて、一緒にいた友だちにも悪くて
俺はひとり、祭りを楽しむ事なく家に帰った
『ねぇねぇ!君、松本くん⁈松本潤くんでしょっ⁈』
知らない人に声を掛けられても、付いて行っては行けないと教わってた俺は
その問いにも答えてはならないと、ただ黙っていた
『ねぇ!この子、超可愛くない⁈
弟のクラスメイトなんだけど』
『うわっ!マジ⁈超かわいい〜』
『数年後には、超イケメンじゃん!
今から唾つけとく?』
『キャー!やだぁ〜!ロリコ〜ン』
『だって、絶対イイ男になるよ?この子』
そのお姉さんも、友達数人と来ていて
全員が派手なメイク、派手な髪型をし、同級生たちよりも、派手な服装をしていた
そんな人たちに囲まれ、甲高い大声で話されたら
当時の俺からしたら恐怖でしかない…
『ねぇ、潤くん。一緒にお祭り回らない?』
『いえ…あの…僕…』
『キャー!僕だって〜
ウチの弟なんて、俺よ?俺
クソ生意気で、可愛げなんてありゃしないんだから』
『比べる時点で間違ってるって…』
『え〜?それ、酷くな〜い?』
騒ぎに騒いでるお姉さんたち…
一緒にいた友だちが、小声で俺に話しかける
『潤…今のうちに逃げようぜ』
『う、うん…』
俺たちは、気付かれないように、そろっと数歩後退りし、そこから一気に駆け出した
『あー!逃げたー!待ってー!』
背後に聴こえる声を無視して、俺たちは全速力で走り続けた
追いかけて来る事はなく、すぐに逃げられたんだけど
それでもまた会う事を考えると怖くて、一緒にいた友だちにも悪くて
俺はひとり、祭りを楽しむ事なく家に帰った