テキストサイズ

Happiness day

第26章 太陽の世界

「どういうことですか?」

「ん?」

質問されて不思議そうな顔をする相葉さん
この状況…俺の方が不思議なんだけど…

「忘れ物してないのに、なんで戻って来たんですか?」

「んー…気になったから?」

「何がですか?」

「森田さんの行動?
何か良からぬ事をしなきゃいいな、って…」

「森田さんと俺が何してたかわかってたんですか?」

「まぁ、なんとなくだけどね…
あの人が大人しくしてるとは思えなかったから」

相葉さんが苦笑いを浮かべた

「あの人、有名私立大学通ってて、見た目もそこそこだろ?
ファッションとかもこだわりあって、自意識高いクンなんだ
自分はモテると思ってるの…
でもさ、人の好みってそれぞれだから、マキちゃんは、森田さんの事好きじゃなくて、それどころか迷惑がってる」

「わかる気がします…」

あんな事する男が彼氏だなんて
俺が彼女だったら、幻滅する…

「ははっ!今日の事で松本くんにも嫌われたよね」

「嫌いというか…あまり関わりたくない人だとは思いました」

「マキちゃんもそうだったみたいで
今までは、サラリとかわしてたんだけど
今日はしつこく誘われてたんだ…
俺も気になって、仕事しながら様子見てたんだけど
あまりにもしつこくアレコレ聞かれて、面倒くさくなっちゃって
それでつい、好きな人が出来たって、松本くんの名前出したんだって」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ