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Happiness day

第26章 太陽の世界

「どうするって…」

「俺が今でも潤ちゃんのこと好きって言ったら、友達やめるの?」

真剣な表情で俺を見つめる雅紀

雅紀が今でも俺のことを好きでいてくれるなら…

「友達はやめる…」

「なら、一生…二度と言わない
俺は、潤ちゃんの側で、潤ちゃんの夢を応援するって決めたから」

今の言葉で、雅紀の気持ちはわかった
今でも雅紀は俺の事を好きでいてくれてる

しかも、相当強い想いで…

一生俺の側にいる為に、自分の気持ちを抑え込もうとしてるんだ

「正直に言えよ…
嘘を吐いて、側にいるのはズルいんだろ?」

「うっ……それは…」

痛いところを突かれたのか、困った顔をする

「雅紀…言って」

「やだっ、ズルくても言わないっ
俺は潤ちゃんといたいからっ」

「ちゃんと『好き』って言ってくれないなら、一緒にいないよ?
それでもいいのか?」

「え……」

雅紀がフリーズした

「今でも俺のこと好きって言ってくれるなら
友達やめて、雅紀と恋人になろうと思ったのに」

「えっ…潤ちゃ…」

「雅紀…好きだ」

本当は雅紀から言ってもらいたかったけど
固まってる雅紀が可愛くて、愛しくて、我慢出来ずに言ってしまった

「じゅ、んちゃ…ほ、んと?
また、友達として、とか…言わない?」

「言わないよ…雅紀が俺のこと、好きって言ってくれるならね」

「潤ちゃ〜んっ!大好きだよぉ〜」

雅紀にギュッと抱きしめられた

「うわっ…雅紀っ」

一年前と変わらず馬鹿力だ…

でも嬉しいから、今日はおとなしく抱かれてやるよ

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