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櫻「だからっ、勝手なこと言ってんなよ
大体そんなの智くんに迷惑…」

大「それでいい」

櫻「はっ⁉︎なに言ってんの？智くんまで
3人の言う事に付き合うことないって
それにそんな嘘すぐにバレるし」

冗談にしてもタチが悪い
俺と智くんが恋人だなんて…

大「嘘じゃなきゃいいんだろ？」

真面目な顔してそんなことを言う

櫻「もぉ、やめてよ…」

変に期待させないでよ…

大「嫌なの？俺と恋人じゃ」

櫻「嫌とかじゃなくて
俺の為に智くんがそんな嘘つかなくていいって言ってるの」

大「嫌じゃないならいいよな？
俺と付き合っても」

櫻「だから…あのふたりの誘いを断る為に智くんがそんなことしなくても
俺が自分でなんとかするから」

大「俺も駄目なのか？」

櫻「駄目とかじゃなくて…」

二「あ〜もう焦ったい！
大野さん！あなた、根本的なことを翔ちゃんに伝えてないでしょ
だから翔ちゃんが大野さんの提案を受け入れられないんだよ」

大「根本的なこと？」

智くんがニノを見て首を傾げる

松「なんで翔くんの恋人になろうとしてんのか、ってこと」

大「お〜なるほど！」

なんだかヤケに納得してるけど…

智くんが俺の前にしゃがみ込み、俺を見上げる

大「翔ちゃん…俺、翔ちゃんのことが好きだ」

櫻「俺も智くんのことは好きだよ
困ってることがあったら助けたいとは思う
でも…」

大「違うんだって…
俺の言ってる『好き』は
恋人になりたい『好き』なの」

櫻「……は？」

驚いて二の句が出ない俺に
智くんがふにゃっと笑った