Happiness day
第27章 movin’ on
講習は全部で3回、毎週日曜に行われているそうだ
「明日から1回目が始まるから、1ヶ月後までには受け終わるよ」
大野さんから講習の説明を受けた
タイミングが良かった、と大野さんが優しく微笑む
「ありがとう、雅紀
俺、今日来て良かった…」
「そう言ってもらえると、ホッとする〜
翔ちゃんを巻き込むつもりはなかったからさぁ
それでなくても、翔ちゃん、ここに来る事嫌がってたから」
「嫌がってたの?」
大野さんに質問され、慌てて説明した
「あっ、いえ!嫌がってたのは嫌がってたんですけどっ
ここが嫌って事ではなく
俺みたいな人間が、人にペットを飼う事を勧めちゃいけないって思って!
それでっ…」
「あ〜、なるほどね?
じゃあ、良かったな…相葉くんが誘ってくれて」
「えっ?なんでですか?」
「翔ちゃんがいつまでも、反省したままになっちゃってたかもしれないから?」
「あ…」
確かにそうだったかも…大野さんから話を聞かなければ
俺はまだ、罪の意識から逃れられずにいた
「相葉くんが良い人っていうのは、この2ヶ月でよくわかったからね
その相葉くんが、自信満々に紹介してくれたから、翔ちゃんも良い人なんだとは思ったけど
本当に良い人だった
そんな人に、いつまでも反省させてたくないじゃん?」
「そんな…俺が良い人だなんて…
俺なんか、雅紀の足元にも及びません」
「翔ちゃ〜んっ!俺の事、いい奴だって思ってくれてたのぉ?
嬉しいーっ!」
「まっ、雅紀っ!いたいっ…」
ギュッと体重を掛けるように抱きつかれ、背中が仰け反る
「はいはい、相葉くん
翔ちゃんが壊れちゃうからやめてあげてね?」
大野さんが、雅紀を引き離してくれた
「ありがとうございます、大野さん…
コイツ、いい奴なんですけど、力加減だけは出来なくて…
いつも大変なんです」
「いつもこんななの?」
「はい…いつもこんなです」
「んー…それは羨ましい…」
「え?」
「ん?いや、なんでも…」
ふにゃんと笑う大野さん
「明日、待ってるね?翔ちゃん」
「あ、はい。よろしくお願いします」
「明日から1回目が始まるから、1ヶ月後までには受け終わるよ」
大野さんから講習の説明を受けた
タイミングが良かった、と大野さんが優しく微笑む
「ありがとう、雅紀
俺、今日来て良かった…」
「そう言ってもらえると、ホッとする〜
翔ちゃんを巻き込むつもりはなかったからさぁ
それでなくても、翔ちゃん、ここに来る事嫌がってたから」
「嫌がってたの?」
大野さんに質問され、慌てて説明した
「あっ、いえ!嫌がってたのは嫌がってたんですけどっ
ここが嫌って事ではなく
俺みたいな人間が、人にペットを飼う事を勧めちゃいけないって思って!
それでっ…」
「あ〜、なるほどね?
じゃあ、良かったな…相葉くんが誘ってくれて」
「えっ?なんでですか?」
「翔ちゃんがいつまでも、反省したままになっちゃってたかもしれないから?」
「あ…」
確かにそうだったかも…大野さんから話を聞かなければ
俺はまだ、罪の意識から逃れられずにいた
「相葉くんが良い人っていうのは、この2ヶ月でよくわかったからね
その相葉くんが、自信満々に紹介してくれたから、翔ちゃんも良い人なんだとは思ったけど
本当に良い人だった
そんな人に、いつまでも反省させてたくないじゃん?」
「そんな…俺が良い人だなんて…
俺なんか、雅紀の足元にも及びません」
「翔ちゃ〜んっ!俺の事、いい奴だって思ってくれてたのぉ?
嬉しいーっ!」
「まっ、雅紀っ!いたいっ…」
ギュッと体重を掛けるように抱きつかれ、背中が仰け反る
「はいはい、相葉くん
翔ちゃんが壊れちゃうからやめてあげてね?」
大野さんが、雅紀を引き離してくれた
「ありがとうございます、大野さん…
コイツ、いい奴なんですけど、力加減だけは出来なくて…
いつも大変なんです」
「いつもこんななの?」
「はい…いつもこんなです」
「んー…それは羨ましい…」
「え?」
「ん?いや、なんでも…」
ふにゃんと笑う大野さん
「明日、待ってるね?翔ちゃん」
「あ、はい。よろしくお願いします」