Happiness day
第27章 movin’ on
大野さん住むマンションは、センターから徒歩で5分くらいの所にあった
「本当に近いんですね」
到着したエレベーターに乗り込む
「うん。通勤に楽だし
カズとジュンみたいに、家に連れて帰って来るとなると、長距離歩くのは大変だからね」
「連れ帰る時はどうしてるんですか?」
「赤ちゃんだから、ケージに入れて連れ帰るよ」
「あ、そっか」
「さ、着いた。ここが俺の部屋」
エレベーターを降りて、一番奥の角部屋…
大野さんが玄関の鍵を開け、ドアを開いてくれる
「入って」
「失礼します」
大野さんの前を通り、玄関の中へ…
ドアを閉めた大野さんが靴を脱いで部屋に上がった
「どうぞ、あがって?」
「あ、はい…お邪魔します」
大野さんの後についていくと、ローテーブルとソファー…
それに、床に段ボールが置いてあった
「ただいま」
「え?誰かいるんですか?
俺、来ちゃって大丈夫でした?」
大野さんに同居人がいるか聞いてなかったな…
「ん?アイツらに挨拶しただけだから、大丈夫…
他には誰もいないよ」
大野さんが、顎でしゃくった方を見る
そこには段ボールがあって、良く見ると一部が切り取られていて、薄暗い中に猫の姿が見えた
「あの子が預かってる猫?」
「うん、そう。そっちがモモで…
こっちにいるのがサクラ」
もうひとつある段ボールの中…
こちらを見ている目がキラリと光った
警戒してる?人間不信って言ってたもんな…
「本当に近いんですね」
到着したエレベーターに乗り込む
「うん。通勤に楽だし
カズとジュンみたいに、家に連れて帰って来るとなると、長距離歩くのは大変だからね」
「連れ帰る時はどうしてるんですか?」
「赤ちゃんだから、ケージに入れて連れ帰るよ」
「あ、そっか」
「さ、着いた。ここが俺の部屋」
エレベーターを降りて、一番奥の角部屋…
大野さんが玄関の鍵を開け、ドアを開いてくれる
「入って」
「失礼します」
大野さんの前を通り、玄関の中へ…
ドアを閉めた大野さんが靴を脱いで部屋に上がった
「どうぞ、あがって?」
「あ、はい…お邪魔します」
大野さんの後についていくと、ローテーブルとソファー…
それに、床に段ボールが置いてあった
「ただいま」
「え?誰かいるんですか?
俺、来ちゃって大丈夫でした?」
大野さんに同居人がいるか聞いてなかったな…
「ん?アイツらに挨拶しただけだから、大丈夫…
他には誰もいないよ」
大野さんが、顎でしゃくった方を見る
そこには段ボールがあって、良く見ると一部が切り取られていて、薄暗い中に猫の姿が見えた
「あの子が預かってる猫?」
「うん、そう。そっちがモモで…
こっちにいるのがサクラ」
もうひとつある段ボールの中…
こちらを見ている目がキラリと光った
警戒してる?人間不信って言ってたもんな…