Happiness day
第27章 movin’ on
それにしても、大野さんの手が乗った、左手が熱い…
やっぱり特殊なパワーが出てる?
それとも、体温が高いとか?
「あの、大野さん?」
「ん?なに?」
「大野さんって、体温高かったりします?」
「へ?…いや、そんなことないけど?」
「…そうですか、なら、いいんですけど…」
ってことは、やっぱり特殊なパワーが出てるんだな…
熱いけど、ご利益ありそうだから、このままでいっか…
「お?サクラも出て来たか」
サクラが餌に向かって歩いて行く
「サクラの方がまだ慣れてない感じですか?」
「ううん…普段はサクラの方が寄って来るよ」
「今日は、俺がいるから出て来なかったんですね…」
「サクラは敏感な子だからね
空気読んでくれたんだよ、きっと」
空気を読んだ?
「どういうことですか?」
「んふっ…相葉くんと同じってこと」
?…雅紀と?益々わからない…
雅紀のことはいい奴だと思うけど、空気読むタイプかな…
日常の雅紀を見てると、どちらかと言えば
知らずに爆弾投下するタイプな気も…
「相葉くんには、感謝してるよ?
色んな意味でね?」
「はぁ…まぁ、それは俺もしてますけど」
雅紀に無理に愛護センターに連れて行かれなければ
大野さんと出会うこともなかったし
そうなると、過去の罪を感じたままでいることになっただろう…
「そうだ。俺、祖母に電話したんです
今度、犬飼うかもって…
そしたら、凄く喜んでくれました
『ペットがいる生活は楽しいから』って
だから、もしジュンを引き取れたら、ジュンを連れて、祖母の家に遊びに行こうと思ってます」
「そっか…よかったね」
大野さんの嬉しそうな笑顔…
その笑顔を見ると俺も本当に思う
「はい。よかったです」
やっぱり特殊なパワーが出てる?
それとも、体温が高いとか?
「あの、大野さん?」
「ん?なに?」
「大野さんって、体温高かったりします?」
「へ?…いや、そんなことないけど?」
「…そうですか、なら、いいんですけど…」
ってことは、やっぱり特殊なパワーが出てるんだな…
熱いけど、ご利益ありそうだから、このままでいっか…
「お?サクラも出て来たか」
サクラが餌に向かって歩いて行く
「サクラの方がまだ慣れてない感じですか?」
「ううん…普段はサクラの方が寄って来るよ」
「今日は、俺がいるから出て来なかったんですね…」
「サクラは敏感な子だからね
空気読んでくれたんだよ、きっと」
空気を読んだ?
「どういうことですか?」
「んふっ…相葉くんと同じってこと」
?…雅紀と?益々わからない…
雅紀のことはいい奴だと思うけど、空気読むタイプかな…
日常の雅紀を見てると、どちらかと言えば
知らずに爆弾投下するタイプな気も…
「相葉くんには、感謝してるよ?
色んな意味でね?」
「はぁ…まぁ、それは俺もしてますけど」
雅紀に無理に愛護センターに連れて行かれなければ
大野さんと出会うこともなかったし
そうなると、過去の罪を感じたままでいることになっただろう…
「そうだ。俺、祖母に電話したんです
今度、犬飼うかもって…
そしたら、凄く喜んでくれました
『ペットがいる生活は楽しいから』って
だから、もしジュンを引き取れたら、ジュンを連れて、祖母の家に遊びに行こうと思ってます」
「そっか…よかったね」
大野さんの嬉しそうな笑顔…
その笑顔を見ると俺も本当に思う
「はい。よかったです」