Happiness day
第27章 movin’ on
「なぁ…まさきぃ…」
大野さんのお宅にお邪魔した翌日
カズとジュンに会いに来た雅紀に、疑問に思ってることを質問してみる事にした
「ん〜?なに〜?」
カズとジュンを前に、顔が緩みきってる雅紀
「猫ってまたたびが好きで、酔っ払ったみたいになるって言うじゃん?」
「あ〜うん、言うねぇ…
昨日、大野さんちの猫ちゃんたちも酔っ払ってた?」
「ううん。大野さんは、猫たちにまたたびはあげてなかった…
でもさ、大野さん自身がそれに近い存在なんじゃないかと思うんだよ」
「はぁ?大野さんがまたたび?
そんなことあるわけないじゃん」
「もちろん、違うよ!
そうじゃなくてっ、大野さんが発してるパワーが、それに匹敵してるんじゃないかって話!」
「なに?その、大野さんが発してるパワーって…」
雅紀がキョトンとして、俺を見る
「昨日話したじゃん…
どんな動物でも大野さんに懐いちゃうって…
あれって、大野さんから出てる特別な力のせいだと思うんだよ…」
「ははっ!現実主義の翔ちゃんにしては、面白い事言うねっ」
確かに俺は現実主義だよ
目に見えた物しか信じないよ
でも…
「だって、感じるんだもん…
大野さんの手から出る熱…」
「熱?大野さんの手から?」
「そう…大野さんに触られた所は熱くなる…」
昨日大野さんが触れた手に触れてみる…
体温は感じるけど
大野さんに触られるとそんなもんじゃなくて、熱いんだ…
しかも、髪に触れられた時なんて、触れられてない顔まで熱くなった…
「ぶふっ。翔ちゃんってばっ、可愛いんだからぁ」
「なんだよ…信じてないのか?
俺の言ってること、子供みたいだと思ってんだろ」
「違うよぉ…ちょっとお子ちゃまだとは思うけど…
それにしても意外だったなぁ…
翔ちゃん、今まで経験したことないんだ?」
「何をだよ…」
「んふっ…教えな〜い
すぐにわかるよっ」
なんだよ、それ…
わかってるなら教えてくれたっていいじゃん
大野さんのお宅にお邪魔した翌日
カズとジュンに会いに来た雅紀に、疑問に思ってることを質問してみる事にした
「ん〜?なに〜?」
カズとジュンを前に、顔が緩みきってる雅紀
「猫ってまたたびが好きで、酔っ払ったみたいになるって言うじゃん?」
「あ〜うん、言うねぇ…
昨日、大野さんちの猫ちゃんたちも酔っ払ってた?」
「ううん。大野さんは、猫たちにまたたびはあげてなかった…
でもさ、大野さん自身がそれに近い存在なんじゃないかと思うんだよ」
「はぁ?大野さんがまたたび?
そんなことあるわけないじゃん」
「もちろん、違うよ!
そうじゃなくてっ、大野さんが発してるパワーが、それに匹敵してるんじゃないかって話!」
「なに?その、大野さんが発してるパワーって…」
雅紀がキョトンとして、俺を見る
「昨日話したじゃん…
どんな動物でも大野さんに懐いちゃうって…
あれって、大野さんから出てる特別な力のせいだと思うんだよ…」
「ははっ!現実主義の翔ちゃんにしては、面白い事言うねっ」
確かに俺は現実主義だよ
目に見えた物しか信じないよ
でも…
「だって、感じるんだもん…
大野さんの手から出る熱…」
「熱?大野さんの手から?」
「そう…大野さんに触られた所は熱くなる…」
昨日大野さんが触れた手に触れてみる…
体温は感じるけど
大野さんに触られるとそんなもんじゃなくて、熱いんだ…
しかも、髪に触れられた時なんて、触れられてない顔まで熱くなった…
「ぶふっ。翔ちゃんってばっ、可愛いんだからぁ」
「なんだよ…信じてないのか?
俺の言ってること、子供みたいだと思ってんだろ」
「違うよぉ…ちょっとお子ちゃまだとは思うけど…
それにしても意外だったなぁ…
翔ちゃん、今まで経験したことないんだ?」
「何をだよ…」
「んふっ…教えな〜い
すぐにわかるよっ」
なんだよ、それ…
わかってるなら教えてくれたっていいじゃん